こんにちは。BLBはり灸整骨院です。
顎の痛みを感じ、マウスピースを勧められてつけてみたけど、痛みが思うように改善しない・・・。 そんな経験はありませんか?
鍼灸師・柔道整復師、2つの国家資格を持ち、普段「顎が痛い」「音がなる」といった顎関節症に対して多く施術を行なっている施術者が「なぜ、マウスピースで顎関節症が改善しないことがあるのか」について解説いたします。
はじめに
顎関節症はストレス社会と言われる現代で増加傾向にある症状です。
顎関節症の場合、どこに行ったら改善できるのかわからず、多くの方は歯医者に行かれるようです。歯科医師と整体師では判断するポイントもかなり違います。
どちらがいいという事はありません。どちらの意見も聞いて自分にあった方法をお選び頂けると幸いです。
顎関節症に対するマウスピースの主な目的
・かみしめや歯ぎしりなどから、歯を保護してすり減りを防ぐ
・嚙み合わせを高くして無意識な歯ぎしりや食いしばりを予防する
マウスピースを選ぶ際の注意点
マウスピースを着用する場合は、市販されているもでなく歯医者さんで個人にあったものを作成することをおすすめ致します。
理由
・市販のものは自分の歯や骨格に合わない場合、歯並びを変えてしまう
・口の中の異物感により、かみしめ、歯ぎしりが強くなってしまう など
顎関節症の原因
・ストレス
・歯ぎしりや食いしばり
・猫背
・外傷
・就寝時の姿勢
などがあります。
歯ぎしりや食いしばりから、顎関節症になっている場合
マウスピースによって歯ぎしりや食いしばりが予防されます。
自己治癒力がしっかりある方なら、痛みや音がなるといったものは徐々に改善されていくと思います。
その他の原因の場合
マウスピースではうまく改善しないこともあります。
顎関節症と睡眠の関係性
また顎関節症は睡眠ともとても深い関係性があります。
せっかくマウスピースをして歯ぎしりなどを予防していても、自分にあっていない枕やマットレスなど寝具の問題により、睡眠中の姿勢が悪く歯ぎしりが悪化してしまう、猫背をつくってしまうという事例もあります。
また、睡眠時間が短いと身体を回復させるホルモンが十分に分泌されず、身体の回復がスムーズにいかないといった問題もあります。
当院で実際にあった事例
大きな病院で精密検査などをして顎関節症と診断を受け、病院で教えてもらった「顎の体操」や「ストレッチ」を数か月やってみたものの変化を感じず、BLBはり灸整骨院に来院。
色々お話しを聞かせて頂き、体の柔軟性や痛みのポイント、感覚の鈍くなってしまっているところなどを、顎だけでなく、首、肩、背中までチェックしました。
すると肩にかなりの筋緊張がみられ、これが顎に影響を及ぼしていると判断し、肩に関する施術をメインに開始していきました。
何度か施術を繰り返していくと、どんどん口が開くようになり、喜んで頂けました。
このように当院でも顎の施術だけでなく、肩や首などの状態をしっかり確認し、原因と思われる個所をメインに施術を行うことで改善していく例も多くあります。
最後に
顎の痛みにより、食事などもかなり制限されてしまったり、音がなるのを聞かれて恥ずかしいなどストレスも多いと思います。
そのストレスにより、食いしばってしまうことで、さらに顎関節症が進行してしまう可能性もあるので、マウスピースなどを利用しても思うように改善しない方は、その他の部分に原因が隠れています。 ぜひお早めにご相談下さい。
本記事の文責 / BLBはり灸整骨院
野口 卓人
子供の頃からサッカーをしていました。
チームメイトのストレッチなどを手伝っていた時に「他の人にやってもらうのと違って体が動かしやすかった!」と言われたことがきっかけで、同じように仕事や趣味を頑張っている方のサポートがしたい!と思い施術家を目指しました。
痛みや不安を少しでも解消し、患者様に寄り添い、二人三脚で改善に向かい皆様をサポートしていけるよう心掛けています。
【経歴】
- 2007年~2010年 業界大手の整骨院グループにて勤務
- 2010年~2018年 他の整骨院にて院長、マネージャーとして勤務
- 2013年~2015年 女子プロゴルフトレーナーとしてツアー帯同
- 2015年 女子プロゴルフ全米OPEN 帯同
- 2017年 テーザーワールド世界選手権 トレーナー活動
- 2018年3月~ 地元四ツ谷にBLBはり灸整骨院 開業
【業界歴】
18年以上
【資格・免許】
- 鍼灸師免許取得
- 柔道整復師取得
- NASM-PES取得